ドローンの農薬散布に必要な資格や免許は?飛行に許可は必要?

公開日:2023/08/15  最終更新日:2023/06/14

ドローン

ドローンで農薬を散布することができたら、農作業にかかる手間も時間も大幅に節約することができます。そんな、ドローンでの農薬散布には、特別な資格が必要になるのでしょうか。本記事では、ドローンで農薬を散布するために必要な資格と規定について詳しく解説していきます。農作業にドローンの活用を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

農薬散布のためにはオペレーターになる必要がある

農薬散布でドローンを活用するためには、まずドローンのオペレーターになる必要があります。オペレーターになるためには、教習所にて講習を受け、試験に合格することが必須です。下記からは、ドローンを農作業で活用開始するまでの、具体的な手順を紹介していきます。

講習を受ける

ドローンを使って農薬散布をするためには、オペレーターになる必要があるため、教習所に通わなければいけません。教習所と認定で扱えるドローンの機種は細かく決まっているため、まずどのドローンを使いたいか、自宅から通える距離にはどんな教習所があるのかを確認しましょう。

教習所での試験に合格し、認定を貰ったとしても、農薬散布に使えるのは教習所で指導を受けた機種のみです。ほかの機種を使いたい場合は、再びその機種に対応している教習所で指導を受けなければいけないので注意してください。

講習の期間は完全未経験で約1週間、認定を取得済みの方で2日ほどかかります。費用は、約10万円~30万円ほどです。

ドローンを購入する

講習を受け、無事に認定証を取得できたら、ドローンを購入しましょう。講習を受け認定証を取得したら、どのドローンでも農作業に使えるようになるのではなく、使えるようになるのは講習を受けた機種のみです。既に認定証を取得している場合、対応しているドローンを調べ購入するようにしてください。

各種申請をする

ドローンを購入したら、各種申請をする必要があります。国土交通省に、無人飛行機の飛行に係る許可・承認書を提出し、ドローンを飛ばす予定の都道府県の協議会に、農薬を散布する事業計画書を提出しましょう。

近隣に周知する

各種申請ができたら、ドローンで農薬を散布する予定地の近隣に、周知を行う必要があります。なぜ周知を行う必要があるのかというと、ドローンでの農薬散布は、通常の散布と違い、農薬の濃度が濃いからです。近隣の施設と民家に忘れずに散布を行う日時を伝えましょう。

実施する

近隣への周知が完了したら、いよいよドローンを使って農薬散布を行います。教習所での指導を思い出し、安全に充分気をつけながら散布しましょう。

事後報告を行う

散布が終了したら、ドローンを飛ばした都道府県の協議会に、事後報告を行う必要があります。事後報告書を作成し提出しましょう。ここまでが一連の流れとなります。

定期点検

ドローン購入後は、定期的にドローンの点検を行う必要があります。点検を怠ると、不慮の事故や故障の原因になりかねないため、必ず点検をするようにしましょう。点検の方法などについては、教習所で教わります。

農薬を散布するのに許可は必要?必要な届け出について

次に、ドローンで農薬を散布する際に、必要になる許可や届出について詳しく紹介していきます。ドローンで農薬を散布する際は、無人航空機の飛行に係る許可・承認書と事業計画書を提出する必要があります。

無人航空機の飛行に係る許可・承認書

ドローンで農薬を散布する際には、国土交通省に無人航空機の飛行に係る許可・承認書を提出する必要があります。提出せずに無断でドローンによる農薬の散布を行うと、罰せられるので注意しましょう。詳しい書類の提出方法は、国土交通省の公式ホームページに詳細に記載されているため、そちらを参考にしてください。

事業計画書

ドローンで農薬を散布する際には、機体登録書と事業計画書をお住まいの都道府県の自治体に提出する必要があります。必ず忘れずに提出しましょう。

機体登録をせずに農薬の散布にドローンを使用したり、登録した機体とは別の機体を使用したりすると、50万円以下の罰金、または一年以下の懲役が科せられます。なお、散布を行ったあとには、事後報告書も提出する必要がでてきます。

ドローンで散布できる農薬にも規定があるので注意!

農薬は、農薬取締法という法律で定められているとおり、容器に記載されている表示事項を守って使用しなければいけません。ドローンで農薬を使う場合、どんな農薬でも使えるという訳ではなく、無人飛行機による散布という使用方法が登録されている農薬以外は使用することができません。

これまで日常的に利用していた農薬を、そのままドローンでの散布でも利用できるとは限らないため、農薬散布方法をドローンに切り替える際は、必ず確認するようにしましょう。なお、確認はネット上にあるデータベースを活用すると簡単です。

まとめ

本記事では、ドローンで農薬を散布するのには特別な免許や資格が必要になるのか、飛行には許可が必要なのかについて詳しく解説しました。いかがでしたでしょうか。

バイクや車を運転するための免許は、どこの教習所で取得したとしても変わらないため、勘違いしてしまいがちですが、ドローンを飛ばす際に必要になる産業用マルチローターオペレーター技能認定証は、取得するために通った教習所で、農薬散布に利用できるドローンの機種が変わってきます。

一度資格を取得したら、どの機種であっても農薬散布に利用できるわけではないので注意しましょう。本記事がドローンを農作業に活用したいと考えている方のお役に立てれば幸いです。

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